刺草の雑記帳

好きなもののことを書き留めるブログ。刺す草と書いて「いらくさ」。

今週の植物 4月第3週~もふもふしたい植物~

 

これから週一回、「今週の植物」と題した記事を書こうと思う。

これまで、文章を考えているうちに花が終わるなど、タイミングを逃すことが多かった。多少まとまりが悪くても、「今週気になった植物」という区切りで記事にしたほうが、読んでくれた人がその植物に関心を持ってくれるかもしれない。そう思う次第である。

 

ふわふわしたものや、見るからに毛の量が豊富そうなものを目にすると、思う存分触れて堪能したいという欲求に駆られる。「触りたい」だとそっけなく、「まさぐりたい」だといかがわしいような気がする。「もふもふしたい」、「もふりたい」あたりがちょうど良い表現である。

もふもふする対象として、犬猫やうさぎなどの動物も捨てがたいが、植物も負けてはいない。

 

まずは八重の花が咲く植物について。

今の時期であれば、八重のサクラやヤマブキ。もう少しするとモッコウバラ

豪勢に花びらがついており、柔らかくて繊細で、しっとりしている。力加減によっては、すり潰してしまうだろう。大きめの八重桜などは、眺めていると応援に使うボンボンを思い出す。一重の花と比べてしまえば重そうに見えるが、摘んで手のひらに乗せても軽さしか感じない。

葉がもふもふしているのは、家に植えてあるものだとフェンネル

茎はごつく、結構大型化する。料理に使えるハーブなのだが、我が家ではなぜか観賞用状態である(他のハーブは時々使う)。ただの草とみなすには貫禄がありすぎるせいかもしれない。でも葉っぱはもこもこ。

もこもこしていることで有名な草といえば、やはりコキア(ホウキグサとも)だろうか。

あの特徴的な丸い姿形も、紅葉するところも魅力的。

今年はうちでも植えようかと思う。昔はあの植物で箒を作っていたらしいから、ためしに作ってみたい。

また、カラスノエンドウが密集して生えている草むらを見ると、そこにダイブしたくなって仕方ない。一本ではひょろっとした草だが、何本もまとまるとふわふわした緑の塊になるのだ。最近は実が育ってきて(小さいサヤエンドウみたいなのができてる)、ままごとに使うのにちょうどよさそう。

 しかしながら、忘れてはいけないのはやはりあの植物。タンポポの綿毛だ。

あれだけ綺麗な球状のものが、とても簡単にごく自然に崩れる。崩れたら崩れたで、辺りをふよふよと漂う。それが面白い。

子供の頃には、あの毛玉を握ってばらばらにしたり綿毛を吹いたりして遊んだ。やり過ぎて家の周りをタンポポだらけにし、親に怒られたものである。彼らは未だに根に持っている。

 

園芸や農業の観点からはさほど重視されない気がするが、手触りや「いじって楽しいかどうか」も、植物を語るうえでは大事なこと。

記事を書くにあたり、いくつかの植物をもふってきたけれど、その間は無心になれた、気がする(欲望に突き動かされているのを無心と呼べるのだろうか)。

触り心地を追求した花束とか、どこかに売っていないだろうか。きっとすごく癒される。