刺草の雑記帳

好きなもののことを書き留めるブログ。刺す草と書いて「いらくさ」。

花殻が舞い散る

今週のお題春の嵐

今の時期はあちこちでサクラやモモの類が花を咲かせており、視線は上を向きがちだ。

しかし散歩中ふと下に目をやると、咲き終わった花や花びらがあちこちに落ちている。

 サクラの開花と春の嵐は、盛りを過ぎて茶色に変色したハクモクレンやツバキの花の存在を、少なからず人目から隠した。

花が大きいし派手に変色するのでこれらの花の花殻はだいぶ目立つが、サクラや他の花が綺麗に咲いている方に人間の注意がそれ、軽いものはそのうち春の嵐でどこかへ飛ばされていく。

サクラが同時期に咲くために目立てない花、せっかく咲いたのに嵐であっという間に散ってしまう花がある一方、こんな恩恵を受ける花もある。そんなことを考えながら春の花を眺めている。

こう書くと、まるで植物が人の目を気にしているかのようだが、実際のところ、植物は人間のことをどの程度意識しているのだろう。

人間にとって有益なら、基本的には生き残る確率が高くなるが、彼ら植物は自分と自分の子孫のことを考えるくらいで、あとは悠々と生きているのではないかと思う。「人類はどうすれば繁栄するか」を常日頃から考えている人が(多分)あまりいないように。

こちらはだいぶ植物のことを気にしているので、植物の方も少しは意識していてくれると嬉しいのだけれど。

花殻を目で追っていると、スミレが咲いているのを見つけた。ナガミヒナゲシもそろそろ花期らしい(こいつの花はだいぶ好みだが、増えると危険なので複雑な気分)。

下を向いて歩くのも悪くないよなと思う今日この頃。