刺草の雑記帳

好きなもののことを書き留めるブログ。刺す草と書いて「いらくさ」。

エナガに遭遇

つい先日の夕方。

自宅からやや離れた場所(自宅近辺より家が密集しているし、そこそこ車も通る)を自転車で走っていたら、道路沿いの住宅の庭木に、ひとくちサイズの鳥が数羽群れているのが見えた。

今は葉を落としている木に群がり、ちょこちょこぱたぱたと移動を繰り返しながら、なにかをついばみ続ける小鳥たち。執拗すぎてちょっと怖い(子供の頃、餌を持っていたらハトに群がられたのが軽いトラウマ)。

体の割に長い、黒い尻尾。スズメより柔らかそうなほわっとした羽毛。体色は主にグレーあるいは黒系だが腹は白い。丸っこい鳥。

…これもしかしてエナガじゃね?と思いながら、人の家の前で数分にわたり立ち止まる不審者は鳥の姿を目に焼き付けた。

 

帰宅して調べてみたが、やはりエナガで間違いなかった。

はじめて間近で見た実物は、尻尾をつまんでそのまま口に入れたくなるような生き物だった。すごく手ごろなサイズ。

よく言う「食べてしまいたいほどかわいい」というやつだ。

 

しばらく前に『エナガのねぐら』*1という写真集を書店で見かけ、この鳥は割とそのへんにもいると知った。

それ以来、鳥を見るときは頭の片隅にエナガがいた。生きて実在することが少し疑わしいほど丸っこい鳥。この鳥の写真は何度も見たことがあったが、「あんな生き物が身近にいるなんて考えられなかった」のが、今までこの鳥を見つけられなかった最大の原因である気がする。

 

あの辺りにもいるなら、それこそ国内各地で見られるはず。本で読んだときはまだ半信半疑だったが、実際に見て確信が持てた。

外を出歩く際は、「もしかしたらエナガがいるかもしれない」と考えながら移動することをお勧めしたい。

 

エナガのねぐら

エナガのねぐら

 

 

 

*1:ほぼ日刊イトイ新聞」では、同じ題名で、この本の作者によるエナガへの愛あふれるコンテンツが連載されていた。