刺草の雑記帳

好きなもののことを書き留めるブログ。刺す草と書いて「いらくさ」。

「ソリティ馬」プレイ中

昨年夏、発売してまもないうちに始めた3DSのダウンロードソフト「ソリティ馬」。

「そりてぃば」と読む。

相当のんびり進めていたが(まだプレイ時間は100時間超えてない)、最近はこれまでの積み重ねが実を結び始めて、ゲームが一層楽しい。具体的に書くと、特殊な馬(見た目が変わった馬。馬かどうか怪しいのもいる)を一通り出し終り、ご利益のあるパズルがようやくすべて完成。馬の交配を続けると現れる、星マークのついた馬もとうとう生まれた。

今すごく楽しい。

 

ソリティ馬」は、競馬とソリティアを合体させたゲームだ。

騎手であるプレイヤーは、レース中に数回ソリティア(比較的簡単な、「ゴルフ」というルールでのプレイ)をし、その結果がレースの勝敗と馬の成長を左右する。

 

このゲームは、ネット上でよく「時間泥棒」と評されている。やり始めると時間があっという間に過ぎていく、と。

パソコンに入っているソリティアに手を出し、作業が滞った経験のある人は多いだろう。ソリティアとはもともと時間泥棒なのだ。

それをさらに時間泥棒にしているのは、馬の育成要素と諸々の仕様。

 

このゲーム、大体の人は「勝ったり負けたり」の時期がしばらく続くようにできていると思う。

比較的簡単なルールとはいえ、ソリティアは100%解けるゲームではないし、馬自体の能力も最初のうちはそう高くないため、負けて悔しい思いをすることも多い。だからつい、「もう一回」と思ってしまうのだ。

馬を育成し勝率を上げれば、その馬の仔は能力高めで生まれてくるので、馬を育成可能な「若駒モード」と、育成の終わった馬でプレイできる「古馬モード」を交互に進めながら強い馬を目指す。

次に育てる若駒にアイテムを買うため、古馬でがんばって賞金を稼ぐのだが、新しい若駒も思うほど成長させられず、その次の馬に願いを託す。そしてその馬もまた…。

このループにはまると、やめるタイミングを逃して数時間ゲームを続けてしまったりするのだ。パズルが完成して、その効果でだいぶ馬が育ちやすくなったが、まだ時々この罠にかかる。

 「馬の能力は低くないしソリティアの結果も良好なのに負けることがある(敗因分析では、競馬場にはマモノが住んでいる、とか、馬も生き物だから…とか言われる)」

「しょっちゅう自動的にセーブされ、レース中に電源を切ると負けになる(若駒は育成のやり直しがきかないし、負けをなかったことにできないから3敗で古馬が引退するのも止められない)」

などの仕様もゲームへの熱中に拍車をかける。おそらく現実の競馬も、このように人を惹きつけてやまないのだろう。

 

あと、馬がとても可愛らしい。デフォルメされて丸っこいボディ、つぶらな瞳。短い脚で懸命に走るさまを見ていれば、愛着もわいてくる。

先日、競馬雑誌で馬の写真を見たが、むきむきしてすごく強そうだった。かっこいい生き物だが、私ごときが育てるなど恐れ多いと感じずにはいられなかった。

以前あったゲーム雑誌でのクリエイターへのインタビューをみるに、馬をリアルな表現にする可能性もあったようなのだが、やはりこちらの可愛いお馬さんの方が親しみやすい。でも特殊な馬たちはリアルにすると愉快なことになりそうだ。黄金の仏像めいた馬、リーゼント馬、猫やカラスがオプションでついてくる馬。ちょっと見てみたい。

 

このゲームはコイキングに似ている。コイキングソリティ馬と同じ会社で作っているゲーム「ポケットモンスター」シリーズに出てくる、まな板の上の鯉めいた(しかし侮れない)生き物だ。一番グレードの低いつりざおで簡単に釣れるのに、作中で500円で売られていたことがある。

コイキングは「売られてる地方では割とお買い得」らしいが、「凶暴なギャラドスに進化するものを安価で売買していいのか」という疑問が残る。いいのだろうか、あの値段で手に入ってしまって。

このゲームも、奇しくも500円で販売されている。「わざわざ買う必要のない(ソリティアはパソコンに入ってるから。ルールはゴルフではないけど)」ところも似ている。遊ぶ者の時間を奪うという点で、これもだいぶ危険度の高いゲームだと思うのだが。これほど手軽に買えてしまう値段でいいのだろうか(一時期さらに値引きされてたが)。

 

さんざんこのゲームの恐ろしさを語っておいてなんだが、ソリティアだから気軽に楽しめないことはない。レースに出ずともソリティアができる「トレーニング」というモードもあるし(難易度は固定されてるけど)。500円という値段の割にコストパフォーマンスもやたら良い。必要なのは自制心。

 

いつも必死で集めている経験値、もとい経験値カードに描かれてる蹄鉄。

 縁起物だしひとつくらいは買っておこうかと思う今日この頃。

馬たちよ健やかに育て。