刺草の雑記帳

好きなもののことを書き留めるブログ。刺す草と書いて「いらくさ」。

海を見に行く

気分転換したいときによく行く橋がある。近くのコンビニで肉まんとかコーヒーとか買って、橋の上から川を眺めながら一服する。下流だから川幅はそれなりに広く水量も多い。時々魚が跳ねる。川の周りののどかさも合わさって、ゆったりした趣がある。

先日もなんとなくそこへ行き、カフェオレを飲んでいた。

そしてふと思う。そういやここから海に行ったことないなあ、と。

その場所からなら、海はそう遠くない。川の横を進めばいいので迷うこともない。

というわけで、運動がてら海に向けて出発した。

 

川沿いの道を自転車で進む。一応散歩コースになっているらしく標識が出ていたが、さほど風もなく日も出ている昼下がり、しかも休日だというのに人はまばら。

道の横にある家々は「ひなびた」などと形容されるだろう風情。まあ我が家の近所と似たりよったりなのだが、畑があまりない(田んぼもない)から家同士の距離が近いし、海のそばだからか「越してきたお洒落な人が建てました」みたいな家もある。人家や町並みの違いを探すのは面白い。

 

 やがて海に出た。

ざあざあざあざあ、と、途切れることなく続く波の音。青黒い海水に真っ白な波が立ち、次から次へと、豪勢に海水が押し寄せてくる。

青海波という波を象った文様があるが、あれがめでたいものとされる理由がわかる気がした。こちらに向かってただただ波を送り続けるなんて、どれだけ力が有り余ってるんだろう、海。自然現象だから無駄遣いだとかいうのも的外れだが、だいぶ贅沢なものをいただいたように感じた。

 

またそのうち見に行こう。