刺草の雑記帳

好きなもののことを書き留めるブログ。刺す草と書いて「いらくさ」。

図書館にて目の保養

昨日、用事で出かけたついでに、近くの図書館(図書室の方が正しいか)に行った。

アンモナイトとオウムガイの違いについて調べたかったのだが、恐竜の本しかなくて断念。結局、画集などを数時間眺めてきた。

学生時代に見たのと同じ画集が、そこの図書室にも入っていた。

『現代の日本画 [11] 加山又造』(学習研究社、1991年発行)。

日本画家、加山又造の画集。

美術系の用語はよくわからないから、思ったように書くほかないが。

この人の絵は、静かなのに迫力がある絵だと、改めて感じる。

画集の表紙になっている、夜桜と燃え上がる炎も綺麗だが(『雪月花』という3枚で一セットの作品の、「花」にあたるものだったはず)、一番目をひかれるのは『千羽鶴』の屏風絵。

鈍色の背景に白銀の月とうねる波、群れで飛んでいく金色の鶴たち。画面いっぱいに描かれていて壮観だ。

美術館でも見れるだろうが、これに見合う立派なお屋敷やお城に置かれてるのを見たいといつも思う。

『赫』も好きな絵。太陽が森を橙と赤に染めている場面。葉を落とした木々が照らされている。

…いままで夕日だと思ってたけど、夕日と朝焼けどっちなんだろう。

落葉してるし晩秋から冬の絵だろうけれど、画面が赤いおかげで、寒そうにもそうでもないようにも思える不思議な絵。

幻想的というにはちょっとだけ力強すぎる気がする。そこがいいのだけど。

あとはカラスやラクダ、シマウマ等の動物を描いたもの、モノクロでかっこいい水墨画、エキゾチックな裸婦などなどが載っている。同シリーズの画集で、別の日本画家はエジプトのスフィンクスとかシルクロードを題材に描いてたし、日本画だからといって和風っぽいものばかり描いてるわけでもない。

ここしばらく美術館には行ってないけれど、やっぱり目の保養になるなあこういうの。